fc2ブログ
レンタルサーバー

<純金取引>80歳女性が損害、提訴…「高齢者狙い悪質」

 金を一定額で毎月購入する投資商品「純金積み立て」を思わせる金取引で損害を被ったとして神奈川県鎌倉市の無職女性(80)が18日、東京都の業者に323万円の賠償を求め横浜地裁に提訴した。価格高騰を背景に金を対象とした資産運用は人気が高まる一方、高齢者を中心に長期契約や高額の中途解約金などトラブルが相次ぎ、国民生活センターも注意を呼びかけている。【飯田憲】

 訴状によると、女性は昨年6月下旬、自宅に業者の訪問を受け、「金が値上がりしているのでもうかる」と前払い式の金取引を勧められた。金1キロの購入契約を結び、頭金として約80万円を手渡した。

 同社の取引プランは金の価格を1グラム4000円として1キロを5〜25年で購入するもの。頭金80万円を支払い、翌月から月1万〜6万円を指定口座に積み立てる仕組みで、中途解約可能としていた。しかし、女性との契約書には分割払いの期間は記入されておらず、その後も要求に応じて80万円ずつ3回渡した。

 女性の代理人の石戸谷(いしとや)豊弁護士は「解約に応じず、事前の説明が不十分で販売方法や契約にも問題がある。高齢者を狙った悪質な商法」と指摘。業者側は「不正な取引は一切しておらず、話し合いの上で返還したい」としている。

 ◇価格高騰で人気の投資…トラブルも増加

 東京商品取引所によると、金の先物取引価格は00年ごろから上昇し、今月4日に82年の上場以来、初めて1グラム5000円の大台に乗った。

 貴金属取引業者や一部の銀行、証券会社が扱い、注目を集める「純金積み立て」は、月数千円からの投資額を基に取引会社が日割りで金を買う。積立定期預金のように利子はつかないが、現金の受け取りや換金は自由で金の価格が上がれば売却益を期待できる。金は価格が変動しにくく現物も残るため「資産を安全に運用できる」との宣伝が多い。

 一方で「金の長期分割取引」を巡る相談が全国の消費生活センターに相次ぐ。高齢者に20年以上の長期分割購入契約を持ちかけ、金の引き渡しは全額支払い後としたり、高額な中途解約金を設定したりするケースだ。

 ◇今年度、相談114件

 国民生活センターによると、09年度の相談は1件だったが、12年度は今月15日現在で114件に上る。相談対象の業者は約20社で、契約者は70〜80代が6割、契約金は平均1100万円に上る。

 純金積み立てと混同したケースも少なくないとみられ、田中貴金属工業(東京都)の担当者は「ホームページなどで純金積み立てをかたる勧誘に注意を呼びかけているが、お客様からの相談は増えている」と話す。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130219-00000009-mai-soci
※この記事の著作権は配信元に帰属します。




コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


| ホーム |
Page Top↑

b1
xva ニュース サイト
xvb無料SEO対策ツール
xvcショッピングモール